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2024.02.14大人のピアノ教室・心身を癒す音楽療法

大人の習い事としてピアノ教室が注目されているのをご存じでしょうか。ピアノ弾くことはただピアノを演奏して楽しむだけでなく、心身にもさまざまな良い影響があります。今回は、ピアノレッスンから得られる音楽療法やデュアルタスクなどによる心身への良い影響について解説します。

音楽療法で心身を癒す

ピアノレッスンを受けることによって、音楽療法による効果も得られます。音楽療法とは、音楽の持つ特性を活かして、より良い方向へ多面的な支援を提供するものです。ピアノレッスンで得られる音楽療法の効果について解説します。

ストレス社会での癒し効果も

音楽療法とは健康の維持、心身の障害の機能回復、生活の質の向上、行動の変容などに向けて、音楽を意図的・計画的に使用することです。

たとえば不安や痛みの軽減や精神的な安定、自発性・活動性の促進、身体の運動性の向上を目的に、病気や障害などの方々のために音楽療法が提供されています。コミュニケーションの支援、脳の活性化による健康維持や介護予防、認知症の症状緩和などを目的に、デイケアや介護施設等に提供されることもあります。

音楽療法には、癒しやリラクゼーションなどの効果も得られます。音楽療法による身体の免疫グロブリンの濃度や自律神経の状態、ストレスホルモンの変化など研究も進められています。現代のストレス社会に生きる大人の方の心身をリラックスさせ、ストレス解消にもピアノレッスンは効果的です。

自己肯定感や達成感、満足感が向上する

音楽療法によって、自己肯定感、達成感、満足感が向上する効果もあります。成人の大人の方はもちろん、心身に障害がある方、または高齢などで認知機能が低下している方へも同様です。音楽を介することで、発語や意思疎通が難しい方でもコミュニケーションを取りやすくなります。

音楽療法によるさまざまな効果として、国立療育所星塚敬愛園では、音楽療法士による音楽療法を取り入れたところ、仲間意識が形成される、利用者それぞれに達成感や満足感、爽快感が得られていたという結果が出ました。

高齢者の方へ音楽療法を提供することで、音楽を聴く、歌う、楽器を鳴らすといった体験だけでなく、昔の歌を思い出すといった体験できます。自分の好きな歌や思い出の曲を自分の力で歌ったり演奏したりすることで、満足感・達成感や自己肯定感にもつながるでしょう。

デュアルタスクを取り入れたピアノレッスン

ピアノ演奏は、異なる2つ以上の動作を一度に行う「デュアルタスク」にあたります。左手と右手で異なる動きをして演奏するほか、楽譜を目で見ながら演奏をする、楽譜を一時的に記憶して演奏する、耳で音が合っているかを聴きながら演奏する作業を同時に行っているのです。

デュアルタスクは脳に刺激を与えることで、前頭前野を活性化させたり、右脳と左脳をつなぐ脳梁を太くしたり、記憶力をつかさどる海馬を発達させたりする効果が確認されています。
デイケアや介護施設等でも、認知症予防のプログラムとして歌いながら身体を動かすなど、デュアルタスクによる活動も提供されています。

また、指先を使う細かい作業も脳に刺激を与えます。ピアノは指先を動かして演奏をするため、演奏そのものも脳に刺激を与え、また記憶力の向上による認知症予防にも効果的です。

ピアノレッスンで演奏から音楽療法の効果を得るためのポイント

レッスンを適切に受けることで音楽療法やデュアルタスクとしての効果を得られます。ピアノレッスンや演奏から健康や心身への良い影響を受けるためのポイントを解説します。

適切な音楽活動が提供されているか

音楽療法には大きく分けて「受動的音楽療法」と「能動的音楽療法」があります。受動的音楽療法とは音楽鑑賞や目的に合った音楽を聴くことで療養的な効果を得るプログラムです。能動的音楽療法とは、歌を歌う、楽器を演奏する、歌や曲に合わせて体を動かすといった自ら音楽活動へ参加することで療養的な効果を得るプログラムを指します。

適切なプログラムは一人ひとり異なります。対象者の好み、趣味、嗜好、身体状況や認知能力などによって、受動的音楽療法または能動的音楽療法いずれか、または組み合わせた適切なプログラムを提供することで、音楽療法による効果を得られます。

サポート体制が整っているか

ピアノを介したその方は、ピアノ初心者の方もいれば、以前ピアノを少し弾いたことがある方もいます。また、ピアノをどのように弾いてみたいかも人によってそれぞれです。その方の希望に寄り添ったレッスンやプログラムを提供できる、サポート体制が整った教室を利用することが大切です。

「Studio Päiväkoti」では、大人のピアノ教室および音楽療法を展開しています。音楽療法では、クライアント様の持つ悩みや困りごと、解決したいことをしっかりとヒアリングし、その方にあわせた目標を設定し、計画を立てます。設定した目標と計画をもとにセッション(現場で対象者と行う音楽療法活動)を対象者をしっかりと観察しながら実行します。次のセッションに移る前に目標と計画が適切だったかのフィードバックを行い、必要に応じた改善を行い、次のセッションに入ります。

大人のピアノ教室では、その方のペースに合わせた30分からの個人レッスン、2~6名程度を対象としたグループレッスンなどを提供しています。

大人のピアノ教室・音楽療法のまとめ

大人のピアノ教室から得られる音楽療法やデュアルタスクによる効果、その効果を得るための重要ポイントを解説しました。レッスンでは、楽しく曲を演奏するだけでなく、音楽の持つリラクゼーション効果や、音楽を介してのコミュニケーションで脳の活性化にもつながります。自分で選んだ曲を弾くことで得られる達成感や満足感、デュアルタスクによる脳の活性化による健康面での効果も得られます。

音楽療法やデュアルタスクによる効果を得るためには、自分に合うプログラムやレッスンを提供しているところや、サポート体制が整っている教室を選ぶことが重要です。「Studio Päiväkoti」の大人のピアノ教室・音楽療法やで、心身や健康へのうれしい効果を得てみませんか。



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